週刊少年サンデーで連載していた 『金色のガッシュ !!』 の作者が小学館を提訴したとのこと。 貸与していた原稿のうちカラー5枚を紛失したから、らしい。 が、請求した賠償額は何と330万円という高額。
小学館側はカラー原稿料1万7000円の3倍を賠償額として提示したようですが、 それに納得できなかったのですね。 第三者から見ると小学館の提示賠償額自体はそれなりという気はするのですけれど、 作者はそう思わなかった模様。 おそらく小学館に対して色々思うところがあるのでしょう。
330万円という高額主張は 過去にチャリティーオークションに原稿を出品した際 1枚25万円の値がついて落札されたからという根拠によるものらしい。 美術的価値が高いから、それなりの賠償をしてくれということ。
でも、オークションで高値がつくイコール美術的価値があるというのは暴論という気がする。 しかもこの記事では、さりげなく1枚30万の価値があると上乗せしている。 1枚5万の差って大きいよ。 しかも、1枚30万としても5枚の原稿で150万ですからね。 差額の180万は精神的被害というやつか。 裁判で認められるかしら、これ。 慰謝部分はともかく 絵自体の価格がそのまま維持されて確定判決になるのかな。 かなり難しいよ。
まぁ、自分の作品を自分で美術品だと言うのは普通の人にはなかなかできないこと。 それはすごいと思います。 色々な意味で。
そして、個人的にこの件で一番驚いたのは、 『金色のガッシュ !!』 がそんなに価値の高い作品だったということ。 絵一枚に20万超えの高値がつくのか。 ちらっと漫画を読んだりアニメを見たりしたことありましたけど、 そんなに面白かったかな……。 自分の知らないところで人気だったのですね。
まぁ、どんな人気漫画であったとしても 私はイラスト1枚に20万もぽんと払う人の気持ちはよく分かりません。
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2008年06月06日 |
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