新iPad(第3世代)のRetinaディスプレイに対応した 私なりの本の電子化自炊作業の手順や設定をメモがてら書いておきます。 人それぞれ電子化には好みがありますので、万人に当てはまるわけではありませんが、 自炊化をしている人は、ちょっと参考にしてみてください。
1.本を分解
端まできちんとスキャンしたい場合は手動分解。 手間なら裁断機を使って一気にばっさり。 私は『CARL ディスクカッター DC-210N』を使ってます。
2.普通のスキャナまたはScansnapでの読み取り
綺麗な画質で保存したい場合はフラットベットスキャナで。 私はできるだけ高画質で保存したいもの(カバーやカラーページ等)には フラットベットスキャナを使っています。 漫画なんかの白黒ページや 画質にこだわらないような雑誌はScansnapを。 基本的にScansnapは 画質がある程度下がることを許容して素早く大量にスキャンしたいという場合に使います。
大体300dpiでスキャンすれば高さ2000~2500程度の画像として保存されるはず。 そして、縦×横はこれを維持することが重要。 何故なら新iPad(第3世代)のRetinaディスプレイでぼやけることなく綺麗に読むためには このサイズが必須だからです。
■Scansnapの設定 画質:スーパーファイン(エクセレントだと時間がかかりすぎ) カラーモード:カラー 読み取り面:両面読み取り 圧縮率:1(圧縮率最小でファイルサイズ大) ファイル形式:JPEG(後で画像編集ソフトで各種フィルタをかけるため)
3.Photoshopでの画像修正
Photoshopが高価な場合は代替ソフトで。 スキャナでの読み取り時に各種フィルタをかけることも可能ですが、 後から画像編集ソフトで一気に作業した方が品質が高いです。
私は色調調整とアンシャープマスクのみかけています。 スキャナの設定と個人的な好みによってどういう編集をするかは千差万別。 試行錯誤しながら自分にあった画像の編集方法を見つけてください。
4.画像のサイズ削減
フリーの「Jpeg Resizer」というツールを使い、ファイルサイズを一気に減らします。 このツールだと「下げたい目標サイズ」と「品質の下限値」を設定できるため 予想外の画像の劣化を防ぐことができます。
例えば私の場合 漫画の白黒ページは300KB以下に、カラーページは1000KB以下を目標にしています。 品質の下限値は80%。
5.スキャンしたファイル名を整理
フリーの「Flexible Renamer」というツールでスキャンした画像を一括連番リネーム。
6.保存
私は外付けHDD保存用にzip圧縮したものを、 iPadで閲覧用にはPDF結合したものを使っています。 PDF結合にはもちろん「Acrobat Standard」を使う。 単体で買うと高価ですが、Scansnapに付属してくるので(Mac版は付属しない模様)問題ありません。
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2012年03月25日 |
コンピュータ |
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